フォロ・ロマーノのサンタ・マリア・デッラ・コンソラツィオーネ教会 Chiesa di Santa Maria della Consolazione al Foro Romano


ユガリオ道路の奥のカンピドリオの丘の麓に、16世紀のフォロ・ロマーノのサンタ・マリア・デッラ・コンソラツィオーネ教会( Chiesa di Santa Maria della Consolazione al Foro Romano)と、病院が隣接して建つ。

裕福なジョルダネッロ・デリ・アルベリーニが処刑される直前、聖母マリアに慰めてもらうために、金貨2枚を捧げたと言われている。


隣のサンタ・マリア・イン・カパンナ教会(Santa Maria in Capanna)と近くの1470年代には存在していた病院の歴史が関係してくる。1876年にこの教会が廃墟となったため、サンタ・マリア・デッラ・コンソラツィオーネ教会へ貴重なものは移された。一時期3つの教会と3つの病院が隣接しあっていたことになる。

1500年代は50人の男性と10人の女性用の病床を確保することができ、1600年代に薬局と薬剤研究所や時には隔離病棟として使用していた、霊安所が設けられた。1848年、有毒ガス問題で隣接する墓地、1936年外科病棟は廃業。しかしながら、S Ignazio di Loyola ,S Giuseppe Calasanzio S Vincenzo Pallotti S Camillo de Lellisなどの病院の別館として使われ続けた。


外観

★ ファッチャータ

1583年~1600年の間に、マルティーノ・ロンギ・イル・ヴェッキオ設計。

コンソラツィオーネ病院には1400年代の半月型で、聖母子が彫られている入り口、『Madonna con Bambinoe serafini』が残る。

病院横の壁には2つの碑文が残り、ひとつは、1591年に患者に寄り添ったルイージ・ゴンザーガが23歳でペストで亡くなった死を告げる碑文と、もうひとつは、アレッサンドロ8世により交付した、”夜間通行禁止”と書かれている碑文である。



教会内部

11もの貴族の礼拝堂がある。



★ ズッカリの作品 

Cappella Mattei in Santa Maria della Consolazione (1556) 

T.Zuccari


★ アントニアッオの作品 玉座の聖母子 

フレスコ画 内陣は有名な聖母子画。


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