サントノボーノの神域と教会 Area Sacra di S. Omobono
古代アルカイック期の、サントノボーノの神域(Area Sacra di S. Omobono)には、セルウィス・トゥリウス王が建設した、フォルトゥーナ神殿とマーテル・マトゥータ(暁の女神)神殿が、紀元前6世紀まで存在していた。エトルリア神殿は紀元前509年のエトルリア人追放の頃に破壊されたと考えられている。
1937年、周辺の建物の建築時にサントモーボノ教会の敷地内から遺跡が発掘された。戦後に発掘が再開され、1959年、紀元前16世紀~紀元前12世紀頃の遺跡だと断定された。
紀元前8世紀から紀元前6世紀頃のギリシャ人の陶器や、アルカイック語で書かれた碑文が見つかっている。
マーテル・マトゥータ神殿が最も古い神殿で、夜明けと誕生の女神に捧げられた。
近くのテヴェレ川のティベリヌス港から到着したエトルリアのPyrgiら外国人は、すぐにこの神殿が目に入るようになっていた。
エトルリアの神殿は、セウェリウスの時代(578-534A.C.)に破壊されたが、5世紀初めにフォルツゥーナの神殿とマーテル・マトゥータ神殿はひとつとなって再建され、動物の犠牲祭がここで行われた。
★ サントモーボノ教会
16世紀末、遺跡の上にサントモーボノ教会が建てられた。
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