サンテリージョ・デリ・オレフィチ Chiesa di Sant'Eligio degli Orefici
サンテリージョ・デリ・オレフィチ教会は(Chiesa di Sant'Eligio degli Orefici)16世紀初めのルネッサンス様式の小さな教会。1514年~1515年、ラファエロが金銀細工師同業者組合のために建てたと言われる。隣の建物では、現在でも金銀細工師同業者組合が入っている。
7世紀のノワイヨン司教、聖エリギウスは、金細工師の守護聖人。
外観
1516年に初めの建物の建設記録が残っているが、完成したのは1551年のことである。1500年代末に大々的に改修された。
テヴェレ川の洪水で何度も被害に遭っている。
ファサード
オリジナルのファサードは1601年に崩れたため、1620年にフラミニオ・ポンツィオ設計で改修。
クーポラ
パルダッサーレ・ペルッツィ作だと考えられている。
教会内部
16世紀の様々なアーティストが手掛けた。ラファエッロ設計で、後に引き継いだバルダッサーレ・ペルッツィの、明るく洗練された、様々な幾何学的調和が厳粛な雰囲気を醸し出している。サンピエトロ寺院のブラマンテの影響を受け、バルダッサーレ・ペルッツィがラテン十字で設計された。
主祭壇
17世紀の主祭壇画とフレスコ画。
マッテオ・ダ・レッチェ作『Madonna fra i santi Stefano, Lorenzo ed Eligio』とタッデーオ・ズッカリ作『Profeti e apostoli』
★ ラファエロの作品
師匠のブラマンテ同様、古代ローマの建造物に興味があったため、ブラマンテのサンタ・マリア・デル・ポポロ教会の聖歌台を参考に、簡素なデザインのアーチや角柱を採用。
左側廊
ジョヴァンニ・デ・ヴェッキ作『Natività』
右側廊
ジョヴァンニ・フランチェスコ・ロマネッリ作『Adorazione dei Magi』
現在見られる教会内部は1977年~1978年の修復時のものだが、過去に何度も修復されている。
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