アルジェンティーナの塔またはパピートの塔 Torre del Papito in largo di Torre Argentina
ローマ・カンポマルツィオ地区トッレ・アルジェンティーナ広場にある中世の塔は、アルジェンティーナの塔または、パピートの塔(Torre del Papito in largo di Torre Argentina)と呼ばれる。
トッレ・アルジェンティーナ広場は現在でも聖域と呼ばれる。古代ローマ以前から3層以上にも時代が重なって神殿などの遺跡が発掘されている。
塔の隣には中世の家、ボッカマッツィ家の邸宅があったが、現在は柱廊部分のみ残っている。
パピートの塔の名前がどこから来たかはわかっていないが、対立教皇になる前のアナクレトゥス2世の出身ピエルレオーニ家の身長が短いという意味のあだ名から来ているか、別の仮説は後続の所有者のパパレスキ家から来ているとも。歴代所有はボッカマッツィ家、チェザリーニ家である。
1940年に塔があった邸宅は壊され、古代ローマの遺跡発掘が開始された。塔は内部の見学はできない。
★ 本当のアルジェンティーナの塔 ブルカルド邸
- しかし、本当のアルジェンティーナの塔は、スダリオ通り(Via del Sudario)44番地のブルカルド邸(Palazzetto del Burcardo)から来ている。
15世紀にこの塔の外観を変えたのは、ストラスブール出身のジョバンニ・バークハートである。ストラスブールに存在する銀の採石場があるため、ラテンアルゼンチンと呼ばれたストラスブール出身者だった。
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