グリッロ宮と塔 Torre del Grillo
グリッロ宮とグリッロの塔(Palazzo del Grillo)はグリッロの坂道(Salita del Grillo)にある。
レンガでできた中世の塔には長方形の窓があり、1600年代のグリッロ宮が隣に建つ。
ミリツィエの塔(Torre delle Milizie)と区別するためミリツィオラの塔(Torre della Miliziola)とも呼ばれた。
塔は1221年、トライアヌス帝の城壁跡の上にカルボーニ家が建設し、コロンナ家、コンティ家の手に渡った。
17世紀にグリッロ家が買い、彼らの宮殿とつなげられた。
塔には、角にグリフィンが付いたブラケット(beccatelli)の冠塞(coronamento)がある。
化粧漆喰のフリーズと、塔の王冠には”EX MARCHIONE DE GRILLIS”の刻印がある。マルキオーネ・アレティーノは塔を作った建築家だった。
★ 映画『マルケーゼ・デル・グリッロ』
ウンブリア出身のグリッロ家は、ナポレオンの時代の、オノフリオという実在の人物が、マリオ・モニチェッリ監督、アルベルト・ソルディが主演した映画『マルケーゼ・デル・グリッロ(Il Marchese del Grillo)』のモデルとなり有名である。
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