ヴィットリオ・エマヌエーレ2世広場 Piazza Vittorio Emanuele Ⅱ
ローマの中華街と言われるエスクイリーノ地区。世界各国の食材や衣料品店が並ぶゾーンにヴィットリオ広場がある。広場は柱廊(ポルティコ)のある19世紀の建物に囲まれており、建築家ガエターノ・コックによりリソルジメント(イタリア統一)の少し後に作られた。ウンベルティーノ様式(2代目国王ウンベルトⅠ世の出身地トリノがあるトリエステ州でよく見られる様式)の広場で広さは316m×174m。同様式の広場では欧州で最も広く、ローマで一番広い広場。
広場の中心は公園となっており、人々の憩いの場となっている。
★ 新アニオ水道の流末施設
紀元前3世紀、セウェルス朝時代のユリア水道の給水塔の上の噴水だった。
第4代皇帝クラウディウスが造った新アニオ水道の分水施設であるニンファエウム・アレクサンドリ(カステル・アクアエ)の遺跡。
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★ 魔法の門 Porta magica
錬金術師マッシミリアーノ2世・パロンバーラの住居ヴィッラ・パロンバーラの入り口とされる魔法の門。
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★ マリオ・ルテッリの噴水 La fontana di Mario Rutelli
1911年。ミックスフライ(il fritto misto)という愛称の噴水。トリトーネ、イルカ、タコが掘られている。この噴水はローマの共和国広場に飾られる予定だった。
★ 広場を囲む建物の柱廊
バロッケット・ロマーノ様式と言われる1900年前後の建物が広場を囲んでいる。
★ 庭園 Horti Vettiani
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★『自転車泥棒』 Ladri di Biciclette
1948年公開のイタリア映画、『自転車泥棒』の撮影地。監督はヴィットリオ・デ・シーカでネオレアリズモ映画の代表作。
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出土品
★ マリヌスの戦勝記念碑
紀元1世紀末の大理石像が2体発見された。広場の中心にかつて存在した噴水装飾である。頭部がなく保存状態が悪いが、トレビの泉のような立派な噴水があった証である。ドミティアヌスが89年に制圧した蛮族の武器を持っている。1590年にカンピドリオの丘の上に移設された。
写真集
ヴィットリオ・エマヌエーレ2世広場で、中国の旧正月には盛大なイベントが行われる。
猫のコロニー
ブログ
2020.11
2018.09.24
参考
ウィキペディア
Wikipedia
Roma Segreta
Romano Impero
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