アントニオ・カノーヴァ通り via Antonio Canova
★ アントニオ・カノーヴァのアトリエ Studio Canova
新古典主義の代表である彫刻家、アントニオ・カノーヴァ(Antonio Canova, 1757年11月1日 - 1822年10月13日)の自宅兼アトリエ。
1779年にカノーヴァはヴェネト州からローマに引っ越してくることに決め、ヴェネチア宮殿に泊まっていたが、1803年にこの建物を購入。大人数の職人たちと多くの作品をここで制作した。
建物に貼られている古代ローマの遺跡が特徴的で、考古学としても大変重要。
建物入り口は、コロンネッテ通り(via delle Colonnette)27番地。
Agostiniani di S.Maria del Popolo所有だったこの物件をカノーヴァが購入。その後、1806年にもう2つ小さめの建物monache di S.Apollonia部分も加え大きな工房となったのだった。カノーヴァの死後、1822年、友人のアントニオ・デステ(Antonio D'Este)と彼の息子のアレッサンドロが相続。
1875年に家は競売にかけられた。始めはなかなか買い手が見つからなかったが、鉄職人の手に渡った。1880年に画家のArchimede Tranziへ。・・・略・・・
現在は縮小されギャラリー "Il Canovaccio" として使われているが、他の部分は総合病院(Ospedale di S.Giacomo)として使われている。
2つの碑文がある。
"1 Paolina BorgheseSTUDIO CANOVA PROPRIETÀ TRANZI"
"LO STUDIO CANOVA È DICHIARATO DI IMPORTANTE INTERESSE AI SENSI DELLA LEGGE 1-6-1939 N.1089"
カノーヴァのローマでの代表作
- 『アムールとプシュケ(エロスの接吻で目覚めるプシュケ)』(1787年 - 1793年)"Amore e Psiche"
- ヨーロッパで名声を上げることになった、1796年のPaolina Borgheseの像とMaddalena Penitenteの像など。
ブログ
参考
0コメント