コッペデ地区 Quartiere Coppedè
サラリア街道とノメンターナ街道の間の、地区開発を設計した建築家ジーノ・コッペデ(Gino Coppedè)の名前をそのまま取り、ローマ・コッペデ地区(Quartiere Coppedè)と言われている。
ファシズム時代1913年から1927年に、第一次大戦をまたいで造られた、およそ100年前の17の邸宅と26の小さなアパートからなる。
中世、ギリシャ美術などクラシックスタイルを思わせるリバティー、アールデコ、ゴシック、バロック様式の調和。
周辺は各国大使館として使われている。
コッペデの作品は、ローマの他にジェノバやメッシーナに多く残されている。
★ ミンチョ広場 Piazza Mincio
本来は広場は芝生でベンチを2つ設置する予定だった。
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★ 蛙の噴水 Fontana delle Rane
1920年設計、1924年頃完成。再生を意味する蛙が乗るデザインのこの噴水はこの地区のシンボル的存在。貝や蜂もあしらわれ、コッペデは1914年にヴェネト通り7番地の建物を設計しており、手前にあるバルベリーニ広場のベルニーニ作の『蜂の噴水』を参考にしたのでは言われている。ローマではとても珍しいセメント製。
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★ ドーラ通り via Dora
2つの建物がアーチでつながっている。
★ 妖精たちの館 Villino delle Fate
1924-1925年建築。1400年代の建物のポッチェッティアーノ(Poccettiano)と言われる様式に似せている。建物名の由来は謎。1954年、アテルノ通りに建物が増えた時、A.Rosaのフレスコ画が描かれた。ペトラルカとダンテの肖像画、フランチェスコ会のプロチェッシオーネのシーン、フィレンツェの Villa Carducciに描かれたアンドレア・デル・カスターニョ の壁画に出てくる人物画、太陽時計、星座盤など外観を見るだけでも楽しい。
via Aterno,4 Piazza Mincio,3 via Brenta,7-11
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★ 蜘蛛の宮殿 Palazzo del ragno
大きなマスケローネがある。
蜘蛛
assiro-babilonese というスタイル。
★ 聖マリアアッドロラータ教会 Chiesa di Santa Maria Addolorata a piazza Buenos Aires
ブエノスアイレス広場にある、ロマネスク・リヴァイヴァル様式 ネオ・ビザンティン建築の教会。
1910-1930年 モザイクが素敵
ローマで初めての
南アメリカの人が建てた教会。
アルゼンチン人なので、
ブエノスアイレス広場 piazza Buenos Aires
って名前が付いている。
ローマ人は
四角い広場 Piazza Quadrata
とも呼んでいる。
★ 映画 Film
- イタリアホラーの巨匠ダリオ・アルジェント(Dario Argento)の
インフェルノ『Inferno』と、『L’uccello dalle piume di cristallo』
- Francesco Barilliの『Il profumo della signora in nero』
- Nando Cicero の『Ultimo tango a Zagarolo』
- Nanni LoyのVittorio Gassman主役『Audace colpo dei soliti ignoti』
などが撮影された。
ブログ
2019
2014.07.06
参考
Wikipedia
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