サンタ・カテリーナ・アイ・フナーリ教会 Chiesa di Santa Caterina dei Funari


サンタ・カテリーナ・アイ・フナーリ教会(Chiesa di Santa Caterina dei Funari)は、12世紀創立、1560-1564年に再建された。”フナーリ”というのはフランシスコ修道会の集団フナーリのコミュニティーが周辺にあったことから来ている。

ジャコモ・デッラ・ポルタも設計に参加しているという仮説もあるが、ほぼジャコモ・バロッツィ・ダ・ヴィニョーラグイデット・グイデッティ設計だとわかっている。

教会裏にクリプタバルビ博物館があり、この教会の説明がある。


外観

ファサード

ルネッサンス様式。ミケランジェロの弟子グイデット・グイデッティ設計。

鐘楼

中世の塔を土台に建てられた。



教会内部

単廊。側面に礼拝堂が3つづつ。ローマのマニエリズム様式の作品が観られる。


★ フェデリコ・ズッカリ

(次回探す)


主祭壇と内陣 チェージ家の礼拝堂

1760年ジョヴァンニ・ソルビ作、フェデリコ・ズッカリ『Gloria di Santa Caterina d'Alessandria』のコピー。オリジナルは1572年の作品。

側面のフレスコ画は『サンタ・カテリーナの生涯』。小さな窓は修道院と連絡が取れるようになっていた。


右の初め、ボンバージ礼拝堂 Cappella Bombasi

1599年、レッジョエミリアの紳士オッタビオファルネーゼに奉仕していたガブリエーレ・ボンバージ(Gabriele Bombasi)のための礼拝堂。

★ アンニーヴァレ・カラッチ『Santa Margherita』

アンニーヴァレ・カラッチ(Annibale Carracci)油絵。1597-1599年

画像はWikipediaより


右の二番目、ルイツ礼拝堂 Cappella Ruiz

1565年~1566年、Filippo Ruizのための礼拝堂。ヴィニョーラ設計。

Girolamo Muziano作『Deposizione』など。1571年フェデリコ・ズッカリのサイン入りの装飾もある。


右の3番目、礼拝堂 Cappella Solano della Vetera

Ottaviano Mascarino設計。1598年に作者が亡くなったため未完。


左の始めのカヌート礼拝堂 Cappella Canuto

1609-1610年、バロック様式。Girolamo Nanni、Andrea Canutoの孫と遺言執行者で司教Oppido Mamertinaのための礼拝堂は、Marcello Venusti作『受胎告知』コピー。


左の2番目には、側面出口がある。


左の3番目、Cappella de Torres

全ての絵画はMarcello Venusti作『サン・ジョヴァンニの生涯』

枢機卿ルドヴィーゴ・デ・トッレスの肖像画。右の肖像画(padre Ludovico I de Torres)が左の肖像画を見ている。? 次回確認




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2019.03


EDICOLANTEのイタリア小さな可愛い街の旅行記とコラム

イタリア在住15年。現在住んでいるローマを中心に旅した記録をまとめるサイトです。 ブログは、ほぼ毎日アメーバブログで書いています。 http://ameblo.jp/edicola コラムニスタとしてイタリア関連の記事も書いています。 お気に入り旅写真をアップし、地域別におすすめイタリアの小さな可愛い街の旅行記をまとめていきます。

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