バウッラーリ通りのファルネジーナ宮殿 Farnesina ai Baullari
バウッラーリ通りのファルネジーナ宮殿(小ファルネジーナ宮殿)Palazzetto Le Roy (Farnesina ai Baullari o Piccola Farnesina)は、1520年から1523年にかけて、ブルターニュの枢機卿トーマス・ル・ロワ(Thomas le Roy)の命で、アントニオ・ダ・サンガッロ(Antonio da Sangallo il Giovane1483-1546)が建設したという説もあるが、サンガッロの設計でジャン・ドゥ・シェネバート(Jean de Chenevières)建設の可能性のほうが高い。
1516年頃の、メディチ家出身のローマ教皇レオ10世やフランスの王との関係で百合デザインが多く使われているが、小ファルネジーナ宮殿とも呼ばれているのは、ミケランジェロが手がけていた建物に、ファルネジーナ家の紋章の百合のデザインが使われているため混乱し、この名が残った。
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