フォルメッロのドムスクルタ・カプラコルム Domusculta capracorum

ヴェイオの農場 L'Agro Veientano

774-776年の間に、ハドリアヌス1世(Papa Adriano I)が、ローマ北部の現在のフォルメッロ郊外の土地に、教会のためにヴェイオの農場(L'Agro Veientano)を作った。

ドムスクルタ・カプラコルム La domusculta capracorum

農場内には農家があり、ドムスクルタ・カプラコルム(La domusculta capracorum)とも呼ばれていた。現在はボッチェア通りにあるサンタ・ルフィーナ教会はかつてはここにあった。ここから運んできたモザイクの床が、ローマエウルの中世前期博物館に展示されている。

エウルの中世前期博物館 

ローマ南部の郊外のエウルという地区にある中世前期博物館は、ローマ帝国時代から中世前期の時代にかけての、ローマやローマ郊外の田舎からの出土品があり、人々の生活形態を紹介。

博物館内にはサンタ・ルフィーナ教会と、ヴェイオのサンタ・コルネリア(S.Cornelia)から運ばれたモザイクの床などが展示されている。

博物館内の一部屋全体を使って展示されている、サンタ・ルフィーナ教会から運ばれた床の大理石のモザイク。キゲン8世紀末期から10世紀に使われていたが、その後、廃墟となった。

中世前期博物館にはサンタ・コルネリアからの壺などの出土品も展示。


出土場所

位置メモ 42.045492, 12.417674 現在は個人の所有地。



ここから出土したカピテッロは、教会に再利用。ローマ北のヴェイオの町、フォルメッロのキージ宮殿内に博物館があり、ヴェイオから出土した遺跡などが展示されている。


参考

EDICOLANTEのイタリア小さな可愛い街の旅行記とコラム

イタリア在住15年。現在住んでいるローマを中心に旅した記録をまとめるサイトです。 ブログは、ほぼ毎日アメーバブログで書いています。 http://ameblo.jp/edicola コラムニスタとしてイタリア関連の記事も書いています。 お気に入り旅写真をアップし、地域別におすすめイタリアの小さな可愛い街の旅行記をまとめていきます。

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