クロアカ・マキシマ ローマ帝国時代の下水道

クロアカ・マキシマ 大下水道

クロアカ・マキシマ(Cloaca Maxima)は現在も使われている、世界一古い、紀元1世紀の下水道。テヴェレ川に流れ出ている。クロアカ・マッシマは現在の位置から12m地下で、約3mの直系である。

疫病対策のためにつくられたこの下水道がなければ、ローマは繁栄しなかった。 


★ エトルリア人

オリジナルは地上に出ていたが、紀元前2~紀元前1世紀に埋められた。下水は紀元前6世紀に、エトルリア人王タルクィニウス・プリスクス(Tarquinio Prisco)とタルクィニウス・スペルブス(Tarquinio il Superbo)がフォロロマーノを改良するため、ネルヴァのフォロフォロ・ロマーノヴェラブロを通り、ペペリーノと言われる火山砕屑岩のアーチの出口へ、テヴェレ川に流れ出る仕組みになっていた。現在テヴェレ川に見られる壊れた橋(エミリオ橋)がある高さに3カ所の下水の出口があった。


★ フォロ・ロマーノの下

ネルヴァのフォロ”Foro di Nerva”近くのコンティの塔”Torre dei Conti”周辺は現在も使われている。


★ フォロ・ボアリオの下

サン・ジョルジョ・アル・ヴェラブロ教会前にある建物の鉄の柵の中には中世のアーチがいくつかあり、そこの奥に、クロアカ・マッシマの入り口がある。



★ チェリオ地区の下



★ 『ローマの休日』の真実の口

現在、サンタ・マリア・イン・コスメディン教会”Chiesa di Santa Maria in Cosmedin”教会の柱廊に見られる、真実の口”Bocca della Verità”は、ローマ時代のマンホールである。オードリーヘップバーンとグレゴリーペック主演の『ローマの休日』でアン王女が手を入れるシーンで有名である。



ブログ

2020.06

2016.10

EDICOLANTEのイタリア小さな可愛い街の旅行記とコラム

イタリア在住15年。現在住んでいるローマを中心に旅した記録をまとめるサイトです。 ブログは、ほぼ毎日アメーバブログで書いています。 http://ameblo.jp/edicola コラムニスタとしてイタリア関連の記事も書いています。 お気に入り旅写真をアップし、地域別におすすめイタリアの小さな可愛い街の旅行記をまとめていきます。

0コメント

  • 1000 / 1000